2017年5月14日、富士山麓の富士聖地には、夜明けとともに「シンフォニー・オブ・ピース・プレイヤーズ2017」の参加者が、続々と来場しました。その数は、およそ１万人。富士宣言に謳われた人類のワンネス（一体観）と文化の多様性を祝うため、日本各地および海外から集った人々です。

「シンフォニー・オブ・ピース・プレイヤーズ2017」は、インターネットでライブ中継され、視聴を通して参加した方も大勢いました。

富士宣言は2015年に200名を超える世界的なリーダーと、60のパートナー団体の賛同によって発足し、その記念式典は富士聖地の「シンフォニー・オブ・ピース・プレイヤーズ2015」において行われました。

翌年の発足一周年記念は、同じく富士聖地において、女性性の復活と、男性性と女性性のバランスを図る「ソウル・オブ・ウィメン・グローバル・キャンペーン」と共に行われました。

このキャンペーンには、100か国以上から賛同があり、その賛同は現在も続き、今年のシンフォニー・オブ・ピース・プレイヤーズに合わせて、世界5大陸の82か所で様々なイベントが開催されました。

そして、「富士宣言」発足2周年となる今年、「富士宣言シンポジウム～調和とバランスのとれた世界を共創する～」が東京の国連大学で開催され、シンポジウムに出席した、海外の様々な分野の団体の代表は、シンフォニー・オブ・ピース・プレイヤーズ2017にも参加し、会場の人々に温かく迎えられました。

「シンフォニー・オブ・ピース・プレイヤーズ2017」は、白光真宏会の納谷智彦理事長の開会の言葉で始まり、西園寺昌美会長は歓迎挨拶で、自らの心の奥の神聖なる意識を呼び起こすよう、会場の参加者へ力強く語りかけました。

続いて、６つの宗教のリーダーたちが西園寺会長とステージに登壇。各リーダーのリードによって、各宗教の平和の祈りが会場全員で行われました。

また、西園寺昌美会長、五井平和財団の西園寺裕夫理事長が、東京で開催された「富士宣言シンポジウム」の概要を説明し、シンポジウムの出席者24人をステージ上で紹介すると、一人ずつメッセージが語られ、その言葉には、大きく温かな拍手が送られました。そのメッセージの一部を紹介します。

「私たちは、神聖なる女性性のエネルギーが、集合的な無意識の中に埋没してしまっている世界にいます。あなたの祈りと気づきによって、そのベールは取り去られ、神聖なる女性性が海から隆起するように姿を現し、持続的な平和を創造するために調和のバランスを取るでしょう」

プリータ・バンサル（ソーシャル・エマージェンス・コーポレーション　理事長）

「全ての人が活かされる世界において、バランスがとれた世界、公平な経済、調和と平和の世界、男性性と女性性のエネルギーのバランスは不可欠な要素です」

サンディ・ハート（チャーター・オブ・コンパッション 女性部門ディレクター）

「私の中の神聖なる意識が、皆様を認め、皆様の中の神聖なる意識に対し、友情を込めてご挨拶申し上げます。目を開いて、あなたの神聖なる意識を見つめます。心を開いてあなたの神聖なる意識を抱きしめます。腕を広げてあなたの神聖なる意識に仕えます」

ウェンディ・クレイグ＝パーセル師（ユニティセンター、サンディエゴ支部創立者）

グランド・フィナーレは、世界193か国の国旗が会場に入場し、世界各国の平和を一カ国ずつ祈るフラッグセレモニーが行われました。ステージ上で一国一国の国旗が翻る度に、世界の平和を求めるおよそ1万人の声が、富士聖地から世界中に鳴り響いていきました。

最後は、白光真宏会の会長代理、西園寺由佳氏が、心からの感謝の言葉で本行事を締めくくりました。会場は、深い感動と喜びに包まれ、来場者は愛と希望と神聖なる意識を胸に会場を後にしました。

スピーチする白光真宏会　西園寺由佳会長代理

シンフォニー・オブ・ピース・プレイヤーズ2017のライブ中継（録画）を見るhttp://www.ustream.tv/channel/symphony-of-peace-prayers-japan