ステファニー・ラウニウ

毎年春が近づいてきて私達が国際女性デーを祝うことは私達にとても似つかわしいように思えます。春・・・、地面が温まり、私達が忘れていた種子たちがいっせいに芽吹くのに驚きを覚える再生の季節。そう、種は地表に芽を出そうと人知れず格闘していたんですね。春・・・、母なる地球が自らを甘味なパステル色と輝くばかりに色づいた花で飾る季節。

オーストラリアの詩人、パム・ブラウンは、「もし姉妹である女性たちが肩を並べて立ち上がったら、私達に挑戦してくる者はいるでしょうか」と問いかけました。世界中の女性が肩を並べて立ち上がる姿をイメージするととてもパワフルに感じます。これは力や、怒りや防御といった構え方ではなく、姉妹愛、互いに支え合うこと、平等というスタンスになります。互いに肩を並べて立った時、隣の人のエネルギーを感じることができます。私達の腕や脚は触れ合い、互いに歩幅を同調することができます。どのような不幸な出来事が起ころうとも、あなたはいつでも助ける準備ができています。あるいは手を握ってあげることもできるでしょう。姉妹が協力しあうのです。

『富士宣言』とソウルオブウィメンは、バランスのとれた社会を目指すため、私達の内にある神聖なる精神を発現させ、神聖なる女性性を活性化させるよう、私達の意欲を掻き立てます。私たちはどうやって『富士宣言』の働きかけに応え、女性の重要性を輝かせることができるでしょうか。

第一に女性のホールネス（完全性）を価値づけることができます。私たちは女性たちに彼女たちが十分であることを知らせることができます。それが私達の母であろうと、姉妹であろうと、娘であろうと、友人や同僚であろうと、彼女を男性の周辺的な存在としてではなく、彼女の存在そのものを評価していることを知らしめましょう。彼女が選択した彼女の存在を尊重し、彼女が愛する人、彼女が崇める存在、住む場所、職業人として生きるか、家庭の主婦として生きるか、それらすべての選択を尊重しましょう。

第二に、私たちはすべての領域において女性を男性と平等に価値づけることができます。私たちは平等未満とみなされた女性のために代弁することができます。そして私たちは不平等な扱いに最前列で対峙して勇気を見せることができます。あなたの権利のために立ち上がりましょう。賃上げを要求しましょう。権力に対し、真実を持って対峙しましょう。Noを相手の最終的な答えとして受け入れることを拒否しましょう。解決方法を探しましょう。

そして最後に私たちは全員が内に持っている神聖なる女性性を称え、女性性が本来的に持っている性質を、弱さとしてでなく、強さとして大切にしましょう。私達の神聖なる意識というギフトは、見知らぬ人を歓迎し、恵まれない人々を受け入れ、反対するものに耳を傾け、メッセージを理解し、親切心でそれを認め、何かを必要としている人を支え、多様性を尊重し、批判は慎重に行い、思いやりを発揮するときは気前よく、そして自然の感覚として直観力を開発しましょう。

女性を称える日を一年に一度に貶めないようにしましょう。むしろ性らしさが世の中に寄与していることを大切にし、同時にすべての人が平等と対等である世界を創るために働いて行きましょう。姉妹のみなさん、肩を並べて共に協力しましょう。#BeBoldfor Change （変化のために大胆であれ）