「世界自然保護会議」に出席 西園寺裕夫・昌美夫妻

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富士宣言事務局:

『富士宣言』の共同発起人である西園寺裕夫・西園寺昌美の両氏は、先日ハワイで開催された「世界自然保護会議」にスピーカーとして招待されました。この大会は国際自然保護連合(IUCN)の主催で、9月1日から10日間行われました。

IUCNは1948年に始まり、スイスに本部を置き国家、政府機関、非政府機関で構成される自然保護に関する国際組織です。会員団体が1,300に亘り、スタッフを50カ国に置く、世界最大かつ最も多岐にわたる環境ネットワークを誇ります。4年に一度、世界大会を開催し、課題の優先順位と実施プログラムの決定を行います。

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今回の大会には、192カ国から10,300人以上の代表が集まり、大会プログラムでは、環境保護運動のさまざまな視点から、ビジネス、気候変動、生物テロに対する安全措置、野生動物の密売など、22のテーマが取り上げられました。
「スピリチュアリティと環境保護」のジャンルに招かれた西園寺夫妻は、「富士宣言」を紹介し、人間の神聖なる精神の輝きであるディバイン・スパークについて語るとともに、他のスピーカーや参加者たちと洞察と叡智を分かち合いました。

この「スピリチュアリティと環境保護」部門では、数十のノレッジ・カフェ(人々が小グループで、種々の問題について話合う形式の集まり)が行われました。
西園寺夫妻は、「自らが体験した環境保護とスピリチュアリティ」がテーマのカフェと、「スピリチュアリティと環境保護:その啓発から行動へ」をテーマにするカフェに参加し、あらゆる生命への尊厳とワンネス意識の重要性についてスピーチしました。

「世界自然保護会議」の最後には、各部門からの提案が、「ハワイ・コミットメント」と名づけた決議にまとめられ、主催者であるIUCNに提出されます。
「スピリチュアリティと環境保護:その啓発から行動へ」のカフェでは、西園寺裕夫氏が、国連で「国際自然感謝の日」を定めることを呼びかけたところ、全員がこれを絶賛し、このアイデアを「スピリチュアリティと環境保護」部門の総意として「ハワイ・コミットメント」に盛り込むよう、提案することが決まりました。

masami saionji talk西園寺昌美氏の発言は、「スピリチュアリティと環境保護」の部門の総括ともなるハイレベル・ダイアログ「つながり:スピリチュアリティと環境保護」で、参加者の絶賛を浴びました。
ダイアログでは、スピリチュアリティのもつ価値とその意義にもとづく環境保護のあり方について、6人のスピーカーたちが意見を発表しました。キリスト教、ハワイ伝統の精神文化、イスラム教、ユダヤ教などさまざまな文化的精神的背景を持つスピーカーたちが、持続可能性と自然と一体となった人間の生き方について、それぞれスピーチしました。西園寺氏は、人類の一人一人に内在する神聖なる精神(ディバイン・スパーク)に目覚めることの重要性について力説しましたが、それに対して場内から大きな拍手が何回も起こりました。

大会中、西園寺夫妻が、アメリカの再生エネルギー研究所の創設者であり、ハイレベル・ダイアログの進行役でもあるサリー・ラネイさんに「富士宣言」を紹介すると、サリーさんは「富士宣言」の趣旨に賛同され、その場で署名をしました。日本の富士山麓で行われる『富士宣言』イベントにも、参加を希望しています。

今回の会議は、世界のあらゆる地域、さまざまな分野から集まった何千人という人々に、環境保護と持続可能性について、いろいろな角度からの啓発を与えることになりました。
西園寺夫妻は、環境保護の世界に変化を起こそうとしているキーパーソンや活動家たちと知り合うことになりました。将来的に、環境保護に携わる人々と、「富士宣言」を推進する人々との協働が期待されます。

By: The Fuji Declaration
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