気候良識サミット

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富士宣言事務局:

パリ 2015年7月21日

今年12月にパリで開催される国連機構変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)にさきがけ、フランスのオランド大統領の支持を得て開催された本サミットでは、世界の道徳的権威や宗教界のリーダーが集い、地球環境保護のために「Why Do I Care(なぜ私は配慮するのか)」について、各自の信条、哲学、世界観をもとに語り合った。
こうしたメッセージを世界に発信することで、地球が存続するためには一人一人が自覚をもって、ライフスタイルを変える必要があることを多くの人々に考えてもらうことが目的であった。

西園寺裕夫氏は、最終メインセッション「世界中で地球に配慮を–気候変動に取組む意志を–」で「富士宣言」をベースに、以下のように語った。

[上記ビデオの和訳]
世界の現状を変えるには、人類の意識の変革が必要である。というのも、豊かさを外に求め、有限な物質を奪い合う人間の貪欲さと欠乏への恐れこそが、気候変動や環境破壊をもたらした根本的な原因だからである。そうでなく、一人一人が自らに内在する愛、思いやり・喜び・叡智、生命力といった無限の資源―これを私はディバイン・スパークと呼んでいる―にアクセスし、真に豊かな生き方を選ぶことが、問題解決の鍵であると信じる。政府や専門家だけで地球を破滅から救うことは出来ない。必要なのは、自らの神聖なる意識に目覚め、あらゆる生命が一つにつながっていることを認識した個々の地球市民である。こうした市民の数がクリティカルマスに達すれば、気候変動や環境破壊の問題を含め人類が直面している諸問題は解決できる。そのために私たちは、「富士宣言」というグローバルな運動を開始した。

この「気候良識サミット」は、COP21のフレームワークの一環として開催され、COP21では参加195カ国が法的拘束力のある数値目標である「2100年までに地球温暖化を摂氏2度以内に抑える」に合意することが求められている。

写真は左の女性が、環境活動家のヴァンダナ・シヴァ女史、後方が進化思想家のセスト・カスタニョーリ氏、中央がフランスのオランド大統領、右が西園寺裕夫氏

もっと読む(英文): https://www.whydoicare.org/en/summit-of-the-consciences-for-the-climate

By: TFD Japan Team
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