パリのテロ襲撃を受けて、富士宣言の３名の発起人が発信(11月21日)した呼びかけにたいして、署名人の皆さんからコメントが寄せられました。以下にいくつかご紹介いたします。

ダイアン・バークホルター：
皆さまがお元気でご活躍になり、絶えず啓発をお続け下さることで、私たちは常に神聖なる精神の火を燃やし続けることが出来ます。有難うございます。
五月の東京シンポジウムが終わって少ししてから、私は富士宣言を念頭に本を書きはじめました。この本で多様性を尊ぶワンネスの文化への移行を呼びかけるつもりです。この本に込めた意図は、寓話のスタイルで、文化、宗教、その他のいろいろな違いを超えた普遍的な物語を作り、私達が本質的につながっている世界に働きかけることです。その世界は、恐れや怒りにかられての行動ではなく、神聖なる精神に合った行動をしたいと誰もが思っている世界です。私は、この世界を「Land of And」と呼んでいて、本のタイトルもそう決めています。
本の進捗についてはお知らせしたいと思いますが、ひとまずは私が進めていることを、皆さまにお伝えしたいと思いまして。

キンヒデ・ムッシュ：
人類を含むすべての生き物が絶滅しかねない最近の世界の動向を前に、イニシエーターの皆さんが出された呼びかけに対して、私は最大限の賛意を表明するものです。信じ難いことですが世界のリーダーたちは、悪意に満ちた暴力のサイクルを選択しています。その影響を受けるのは一般の人々ですが、そうした人々の心にあなた方は平和と和解の火を灯そうとしております。私は自分が「富士宣言」を支持しており、皆さま方と共に働く事を切望している事を、繰り返し申し上げたいと思います。私たちは、この惑星のあらゆる生命の統合と多様性に基礎を置いた、非暴力、平和、正義によるカウンタープロセスを開発する必要に迫られているのです。

ジェームズ・オフー：
”人類を神聖なる精神に再度目覚めさせる”、まさにその通り。
個人の神聖なる精神の目覚めや神との関係は統合されなければならない。というのもそれを目指している者は誰でも、神性復活や神との関係復活の途上に置かれることになるからである。したがって多宗教間の交流や文化交流のための集いは、各自の神性への目覚めを伴わなければならない。
マザーテレサがいみじくも「貧しい者のお腹を満たすことはそれほど難しくはないが、神の愛に飢える人類の心を満たすこと、こちらはとてつもなく難しい」と言ったが、これこそが大きな課題なのだ。
従って私は、多宗教間対話はもっと成熟を遂げ、福祉サービスやその他の活動の新しい領域に向かわなければならないと思う。そうすればそれらの活動が人類の外的世界と内的世界を調和させ、宇宙意識/神と一人一人の内なる意識の結びつきを持続させていくことになるからである。

ダイアン・ウィリアムス：
私は、あなた方と共にあります。全力を尽くして、これから出会うすべての人々の神聖なる精神の目覚めを、応援していきたいと思います。あなた方の偉大なる仕事に感謝と愛を込めて。

ジャグディッシュ・ガンジー：
私たちは、自分たちが人類に対してどのような行動をとっているかを内省するよう、人々に常に提言しておられるあなた方に敬意を表します。個人主義を捨て、他の人々に対して核の時代の家族の一員という意識を持ち、地球家族としての福祉と利益を考える時が来ているのです。私たちが常に地球家族として生きることを神が望んでいることを、忘れてはなりません。だからこそ私たちの中に神聖なる精神の復活が必要とされるのです。

リンダ・ベンダー：
イニシエーターの方々からのメッセージが届いたタイミングは、まさに完璧でした。私はこれから数百人の人々の前で話をすることになっているのです。あなた方の言葉を伝え、いかに人々が考え方を変え、他に影響を与えられるかについてお話します。
私は動物擁護の仕事をしておりますので、いろいろな実例をあげて、動物が人間に教えている深い愛、親切、すべての生き物への尊敬、本当の勇気の意味を伝えます。私たちは世界にとっての「愛の行動」そのものとなることができるのです。今こそ私たちは自信を持って声を上げるべきで、それこそ私がこれからやろうとしていることなのです。私は、すべての活動に喜んで参加し、皆さんとともに前進を続けます。